2023-03-06

岩倉タイニーハウス。

写真をご覧いただいて、こちらをお読みいただいている方。
ドキドキしてるでしょ？

大丈夫。

僕も初めて、ここを見た時、胸が高まりました。
ドキがムネムネしました。
いや、ムネがドキドキしました。

僕が、この物件に出会ったのは、かれこれ、十数年前かな。

この業界に入った時、青二才なりに思ってました。
賃貸マンション？分譲マンション？貸家？売家？
どこも、あんまり変わらないなって。
人はこんなにも個性に溢れているのに、住居はこんなにも最大公約数の中から、選ばなきゃいけないんだって。

悶々と思ってた。

そんな中、出会った個性の塊。つくられた人の思い入れやこだわりしか見当たらない建物。
そこには、世の中の流れやマーケティングなんか存在しません。
どこかのメディアが伝える、世の中の流れ。
どこかの媒体が伝える、今、消費者が求めてるニーズ。

そんなのどこ吹く風。

単純にさ、俺、いいと思って、作ったんだけど、どう？みたいな。

それって、リアルだと思うんです。
モノづくりの基本だと思うんです。
イエづくりって、特別なジャンルのようですが、モノづくりのひとつだと思うんです。

この建物を見た時に思ったコトは、この世に同じ人がいないように、こいつは、ここにしかない建物だなって。

お菓子の家のような建物。
薪をくべて、暖を取る薪ストーブ。
随所にちりばめられたアンティークブリック。
アンティークのドア。
2階は、某、魔女の宅〇便のキ〇が住んでいたような屋根裏部屋スタイル。
魅力に溢れた空間。

ちょっと天井は低いし、出会った時からは、外観も変わって来てるけど、
こういう建物が評価される世の中であってほしいな。