2017-02-27

たまごビルヂング。

ワンデイ、ある日ね、お世話になっている、とある不動産会社の社長から相談をいただきました。
一棟のビルがあるんやけど、いい活用方法あるかな？って。

一番初めは外観だけ見せてもらったんだけど、
ポテンシャルの高さがにじみ出てて、早く、全容を見たかった。

うずうず。うずうず。うずうず。うずら。たまご。

お話をいただいた後、活用方法を2パターン提案させてもらいました。

結果的に、変なモノを足したり、わざとらしいかもしれないコンセプトを建物に着せて、リノベーションなどせず、その代わり、投資もせず、生のまま、素直に一棟貸しというプランにまとまりました。

こんな魅力的な建物だから、だからこそ、敢えて、手を加えず、借りていただいた方のセンスで乗りこなしてもらう。

名付けて、ジャストザウェイユーアープラン。
意訳としては、素顔のままで計画。

土地の広さや物件の大きさから考えたら、賃料的に、ギリのラインを攻めていますので、通常、貸主さんが負担すべき基本構造部の改装費用は借主さんでご負担ください。貸主さんが瑕疵担保責任を負わない旨をご理解下さいませ。

だとしたらね、きっと、改装費も結構、かかるよね？

でもね、飲食店とかオフィスやショップ、ショールーム、アトリエ、家、駐車場なんかが兼ねられたとしらさ、決して、非現実的な額ではないと思うのです。

だって、きっと楽しいもん。

僕は待っています。
魅力的な建物を生まれ変わらせていただけるであろう魅力的な方の出現を。

あのね、僕は早く見たいんですよ。

今、止まってしまっている建物の時計の針が、再び動き出して、
生まれ変わった後のビルに人が集う美しい景色を。

あまりの見たさに、うずうずするよね。

うずうず。うずうず。うずうず。うずら。たまご。

さて、ここで張り巡らされた、しごく浅い伏線を華麗に回収しますね。

そう、今の建物の状態はね、たまご、そのものなのですよ。

そう、このビルは、この世に生まれ落ちてから43年の時を経て、
生まれ変わるのを待ちわびているたまご。なのです。