HOME > BLOG > KAWABATA channel > blog > ファンキー台湾滞在記その1。
2018-08-15
突然、思い付きで、お休みをいただいて、4月に4泊5日で台湾に行った時の話。
今はもうお盆だよ。
台湾に行った直後に、書籍「イマジン。」が出来上がってきたので、
そのまま、書籍「イマジン。」出版記念トークイベント全国ツアーを企画させてもらい、
仕事の合間をぬって、日本のいろんなまちを回らせてもらってます。
だもんで、公開が遅れてしまいました。
台湾で撮影した、まちや建物の写真は750枚。
観光地ゼロ。食べ物ゼロ。
750枚から、写真を選ぶだけでも一苦労だで。
そもそも、台湾に行くきっかけになったのは、
ある日、店に来てくれた台湾出身のお客さん。
その人と台湾の話をしていて、以前に、社員旅行で行った事ある気がする!っとか言って、グーグルストリートビューで台湾のまちを見ていたら、そこに行きたくなった。俄然、そこに行ってみたくなった。
だって、ホントのところは、そこに行ってみないとわからんだろ?
十年前くらいに行った社員旅行とは違うレイヤーでまちが見られる気がしたから。
突然、台湾に行った動機は、ただ、それだけの事。
僕の思い描く未来のまちの姿が、そこにある気がした。
だったら、見に行かんと始まらんやん?
そこに流れる空気を己の肌で感じんかったら、何も見てないのと同じやん?
自分の好奇心にすら、応えられへんかったら、生きてる意味ないやん!
海外に向けての飛行機に一人で乗った事ないからやな。空港で、一人腕組みでもして、俺もついに海外に一人で行くようになったか、とか感慨にふけったんやけどな。次の瞬間、ああ、お金払ったら、誰でも行けるかって思ったんやな。別に仕事の依頼があって行くわけでもないからなって、一瞬で我に返ったわいや。
一日目の夜に台北に着いて、そのお客さんと合流し、夜市をアテンドしてもらい、ビールを飲んで、飯を食べて、台北のゲストハウスに泊まった。
次の日、朝から新幹線に乗って、一路、台南へ。
二日目と三日目の午前中をかけて、台南、高雄をぐるりと廻るプラン。
ちなみに、台湾に行くきっかけをくれたお客さんは、実は二日目の午後から一旦離脱、三日目の午後まで、別行動でした。
その理由は、徴兵制で軍隊に入ってた事もある人だったんだけど、二日目の午後に、すみません、川端さん、軍隊よりキツいです。って言われた。だから、彼を宿で休ませて、一人でまちに出たんだ。
実際、かなりの強行軍だったんだな。その時の僕は僕の好奇心に応える事が最優先で、行く前にグーグルマップに記した35ヶ所を巡る事しか頭にないからさ。
だって、次、いつ来られるかわかんないからさ、立ち止まってはいられなかったんだな。
35ヶ所を巡って、自分の目で見て、自分の肌で感じてみないと、台湾に行った意味がないと思ったんだな。
そういう時の僕のストイックさはヤバいんだな。
三日目くらいには、両足の裏の歩く支点になるところに水ぶくれができてた。
でも、歩みを止めるわけにはいかないから、歩き続けて、両足の裏の水ぶくれを固くする方針にした。
ヘタにつぶしたりすると、痛くて、歩けなくなると思ってね。
結果的に、日本に帰って来た頃には、水ぶくれは、すっかり固くなって、足の裏の皮膚の一部になってたよ。
ざまぁ。
だからさ、離脱するのも、しょうがないんだよ。
よっぽどの人じゃないと、着いて来られないと思うだな。
まずはね、二日目の朝から二日目の夜まで、その行程の振り返り。
○321巷芸術聚落 活動中心…いわゆるリノベーション済。でも、朽ちていく建物をそのまま残していたり、台湾でよく見られるベランダについてるガード的なものを集めてアートにしたり、アーティストの卵がたむろしていたり、面白い場所だった。
○藍晒圖文創園區…リノベーション済。アートを絡めながら、インスタ映えも意識しつつ、何なんやろう?ベタなんやけど、楽しめた。切り口が違うからだろうか。
○田町倉庫旧址…一人でまわったはじめての場所。旧日本軍駐留地。リノベーションされているところもあれば、されていないところもあり、ビフォー&アフター的な面白さがあった。コンテナを使っていたところも、興味深かった。不審者的に入っていったから、現地の人に声をかけられ、必死で英語で日本から来たよ!って伝えたら、その人のお父さんが日本語ペラペラの設計士さんでいろいろ教えてくれた。
○駁二アート特区…リノベーション済。インスタ映え。デートスポット。家族でのお出かけスポット。
○KUBIC 集盒…コンテナやん!コンテナ!中古コンテナやのうて、新品の建築用のコンテナやけどな!