2018-08-04

異素材コンバイン。

実はこのお部屋は、当サイトに『ふたりで暮らせるワンルーム』という名で掲載させていただいている建物の別タイプのお部屋。このお部屋も、もちろん、ふたりで暮らせるから、同じ物件紹介ページで済ませればいいはずなんだ。

でもね、実際、この部屋を見に行って、思ったんだんな。これは別モノだと。
僕の感性は、もはや、別の物件だと認識したんだ。

だから、別にするね。

部屋に入って、まず、思ったは、壁や床に使われている内装材の種類が、異常に多い。
有孔ボード、木毛セメント板、構造用合板を塗装したもの、クロス、シナ合板？シナベニヤ？
他にも鏡のような、何て言うんだろう？ステンレスのキッチンパネルのデカイ版みたいなのとか。

とりあえず、素材をたくさん使ってみました。
ここは、素材の実験場です。みたいな。

建築や設計や不動産業界の卵の人、必見のモデルルームです。的な。
もはや、3Dのカタログかな？くらい。

そうなると、普通はガチャガチャして、居心地悪く感じそうなんだけど、
ここはね、そうはならなかったんだな。

なんでだろう？

理由として考えられるのは、ひとつめ、キッチンの位置が大胆過ぎて、もはや、素材なんて気にならなかった。ふたつめ、東西南北4方向に窓がある事による開放感。しかも、ひとつの窓からは公園の緑が見える。みっつめ、いろんな素材が使われすぎていて、何だかわからないけど、楽しくなった。

まぁ、どれも正しいんだろうけど、一番の理由は、たぶん、なんだか楽しい。かな。

部屋に入った瞬間、僕の中の何かが反応したから。
それは、きっと僕の中の一番、青くて、純粋な部分。

デザイン的にどうだとか、難しい事はよくわからないけれど、
セオリー的にどうだとか、そんな堅苦しい事はよくわかんないけど、
なんだか、ワクワクしたんだな。それに尽きる。

カッコよかったり、美しかったり、オシャレだったりする部屋はあるけれど、
単純にワクワクする、ワクワクさせてくれる部屋って、そんなにないんだよな。

カッコよかったり、美しかったり、オシャレだったり、
よりも、ずっと、本質的というか、本能的というか。
ずっと、もっと、単純というかね。初期衝動的な、そういう魅力。

え？間取りが変わってるって？

面白いから、まぁいいじゃんか。
考えながら、工夫しながら、住もうよ。

そんな軽いノリで、住みたくなるお部屋なのなの。