2021-03-01

パイオゥニア。

ここを初めて掲載させてもらったのは、2015年のこと。

それから、長い年月が経ちました。

ここからは、当時の文章を交えて、ご紹介させていただきます。

思えば、6年も前の話。

もう、随分と前から存在は存じ上げておりました。
もう、随分と前からお会いしとうございました。

いろいろ重なって、自分なりに機運が高まって、やっと、お会いできました。

やっぱ、かっこよかった。

想像してたより、ずっと。

世界中の誰より、きっと。

ここを生み出した方にお話をお伺いしました。

ここが生まれたの2000年くらいだって。

早くない？早すぎない？

元は、染工場だそう。

ニューヨークのソーホーに憧れて、京都に作りたいと思って、コンバージョン。

ニューヨークのソーホー？行ったことない。
行ったことないけど、相当、かっこいいんだろうな。
詳しく知らないけど、ここの向こうに透けて見えてた。

たぶんね、たぶんだけどね、姿形、すなわち表面を真似したんじゃないんだな。
そこの空気とか、そこに生まれつつある息吹をここに持って来た。

だから、いいんだろうな。

この施設ができて、20年以上が経つ事になる。

その間、様々な入居者さんが入られは、出て行かれを繰り返し、今がある。

こういう古い建物は、とりわけ、部屋以外の部分が美しい事が多い。

外観、共用部。そういうところに味が出てくる。

部屋の中は、入退去に際して、キレイにしたり、変えたりするからね。

ジャンル的には、今で言うところのシェアオフィス、シェアアトリエという集合体ではあるのだろうけど、そこまで、ガチガチのコミュニティという感じはしなかった。

それが良くも悪くも、ここの個性なんだろう。

そんな事を書きながら、インデペンデントという言葉が、ふと浮かんだ。

独立した、自主の、自治の、自由な、(他に)頼らない、自主的な、独立して、(…に)頼らないで、依存しないで、独立心の強いという意味の言葉だそうだ。

そんなオーラをまとい、まだまだ走り続ける孤高の先輩。

まぶしいぜ、パイオニア。
このジャンルの開拓者。