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2025-03-27
私はこの文章を2025年3月に書いています。
前回の文章から、1年半くらいの月日が流れた。
相変わらずの焼き鳥屋さんの秘伝のタレ的な感じで足し足しスタイルでいきます。過去の文章は下の方に。
2024年10月1日にSHIKIAMI CONCONは5歳になった。
3周年から10月1日に開催している周年祭=こんこん夏祭りは3回目を迎えた。
平日開催だったので、少しおとな向けコンテンツを充実させるべくトークイベントを開催したりもした。
その中にプロジェクトメンバーを含む初期メンバー(おじさん)の部があって、普段ほとんど、こうだったああだったなんて思い出話をする機会がないので、実に僕たちにとっても貴重な場だった。
また、今のこんこんの中身とも言える中軸を担ってくれているメンバー(もうおじさん)の部があったり、各入居会社の若手女子(この目線とても大事)の部があったりで、全部聞きた過ぎたけど、夏祭りに来てくれる人のウエルカムもしないといけないから、引き裂かれる想いで、会場を後にしたよ。
全部は語れないけど、こんこん夏祭りはとても素晴らしい。
建築としての場所をつくる事は簡単だ。土地とお金とそれなりのプランがあればできる。
僕が素晴らしいと感じるのは、ここで開催されていた地蔵盆の30年前の写真があるんだけど、その写真に写る景色と今のこんこん夏祭りの景色が重なるという事。
ここでは基本、イベント的なモノってやってもやらなくても良いのよ。だって、僕らはイベントでご飯を食べているわけではないし。
でも、その己の限られた時間をベットして、誰かのために、みんなのために、で動ける事はとても尊い。
そして、建築ができた先に、人が集い、そういう場の景色、空気みたいなものを創出できている事がとても素晴らしいのだ。
5年経ったなぁとまだ5年かが共存する感じ。
コミュニティーって言葉はどうかと思うが、人が集まって、集まった人と人の真ん中らへんに存在する形のない空気に名前を付けるとすれば、一般的にわかりやすいのはコミュニティーなんだろう。
こんこんでのコミュニティーとしての活動には毎月開催している自治会がある。
僕は、コミュニティーに完成はないといつも言っている。
そこに集う人が変われば、コミュニティーも自治会も形を変える。
そこに集っている人が変われば(成長や加齢など)、コミュニティーも自治会も形を変える。
形を変える事を拒むコミュニティー、自治会は凝り固まって、死んでいく。
持論。コミュニティーとは、液体のようにあるべきで、固体になった瞬間に止まってしまい、衰退の一途を辿る。
5年経っても、5年経っても?って表現が正しいかはわからないが、相も変わらず、議論が生まれている。
こんこん自治会、この感じで良い?気持ち悪くない?気持ち悪くなりそうじゃない?みんな大丈夫?てな具合に。
ここにいる誰かの声に反応し、議論が始まり、自治会が形を変える。
僕は私は、こんな事を言って良いのかな?じゃない。
ここにいる、みんなにとって、ご機嫌で有益な場所になると良いじゃない?答えなんてないんだから。
フランクな議論の果てにそれはちょっと違うんじゃない?ってなる場合もあるだろう。
でも、その先を考えて、思っている事を言わないのは違うと思うんだな。
だって、良くしたいという想いがあるのだから。
あー。何が言いたいのかな。
こんこんはずっと成長過程で、乗組員によって、時代によって、華麗に姿形を変えられる場所であると良いなと思うのだよ。
なんかさ、こんこんってこんな場所だよね?ってイメージがあると思うんだな。パブリックイメージ?
うーん、ここを作らせてもらって、入居している僕が言うのは八百長っぽいけど、こんこんはみんなが思っているより、強くてしなやかで優しい。
物件紹介だよね。
さてと。
今という時代を一緒にもがいて、一緒にサバイブして、一緒に未来をつくり、一緒に笑って、一緒に酒を飲み交わせる仲間をここができる前から、そして、できてからも、ずっとずっと、相も変わらず、ぼくらは待っています。
あとはさ、仲間になってくれた後に話し合おうよ。
ねえ?
その時、ぼくらとあなたの間に境界線はない。
そこにいるのは、ぼくらだ。
さぁ、話そう。
ここをどんな場所にしたいか、そして、ぼくらがどんな未来にいたいかを。
最後に、物件募集をするという事は誰かが退去してしまうという事を意味するんだな。
こればっかりは慣れない。寂しい。
別にこれで付き合いが終わるわけじゃ全然ないんだけど、同じところにいるという、ひとつのターンが終わるから。
たった一度の人生の限りある時間の中で、こんこんの仲間になってくれて、うれしかった。こんこんにいるみんなを代表して、ありがとう。
改めて、読み直したら、あまりの長文に、僕は物件紹介をする気がないのかとさえ思ってしまった…。気長に読んでください。
前回、SHIKIAMI CONCONの募集をしたのは、2022年5月頃の事だそうだ。この文章の少し下に出て来るのは、その時のもの。
さらに、その下には、SHIKIAMI CONCONができた時の物件紹介文を載せています。
ああ、SHIKIAMI CONCONの事をよく知らないよって人は下から読み始めてくれるとよくわかるかもしれない。
前回の募集開始から、約1年ほどの月日が流れ、その間に数人の新たな入居者を迎えた今のSHIKIAMI CONCONはとても良い状態にあると言える。
ここを訪れたり、ここを評価してくれる人の多くはハード面すなわち建築を誉めてくれがちだけど、ソフト面すなわち人やコミュニテイーの面も素晴らしいものがある。
今回はそっちのお話。
この1年で素敵な仲間たちがジョインしてくれて、月1回の自治会と呼ばれる集まりにも、毎回たくさんの人が参加している。
そんなコミュニテイーの充実ぶりを感じさせてくれたもののひとつが、今年の3月31日に開催した「花見」だ。
年度末のクソ忙しい日であるはずのド平日の昼間に、SHIKIAMI CONCONに関わる、実に45人もの人が集まってくれた。
そして、昨年、そんなコミュニティーが朧気に形になりつつある中、開催した「夏祭り」。去年と同様に、今年の10月1日にSHIKIAMI CONCONで「夏祭り」を行う。
書いていて思ったけど、コミュニティーってのは、カチッと形のあるものじゃなくて、朧気なものなんだろうなと思う。その時々で、姿や形を変える。
これだけコミュニティーという得体の知れない何かに関わらせてもらっている僕が言うのも良くないのかもしれないけれど、コミュニティーの概念とか、コミュニティーという言葉の価値とか、未だによくわからないし、そして、正直に言って、これからもわかる気がしないな。
今、僕が言えるのは、今、思うのは、コミュニティーというのは、人と人の間にいる、そこに集う人たちの中心にいる実体のない生き物のようなもので、その時、その時で、アメーバのように姿、形、温度を変えるものなんだと思う。
しかし、集う人たちは今が良いとなると、どうしても現状維持を選びがちになる。変化を嫌う、恐れる、面倒くさがる。できる限り、時間をかけたくないとなる。それは、終わりに向けての始まりの一歩なんじゃないかな。
そして、やはり思うのは、焦ってはいけない。
コミュニティーそのものには実体はなく、コミュニティーを構成しているのは人だから。当たり前だけど、そんな簡単にできるものじゃないし、一度、作れば終わりというものでもない。
そして、その場、その施設、その集落、その集合体、そこに集まる人が違えば、そのコミュニティーも当然に変わる。
極端に言えば、同じ施設でも、一組の入居者が退去する、一人の入居者が入居する、それだけでも、少しコミュニティーの形、温度が変わる。変わるべきだと思っている。そこに今いる全員の真ん中にあるべきものがコミュニティーなはずだから。
特定の誰かから極端に、遠かったり近かったりするのは、歪んだコミュニティーでどこかで歪が生じる。そこにいる人の集まり全員の中心に位置するのがコミュニティーで、常にアップデートし続け、変わり続けるのがコミュニティーなんじゃないかと思うんだな。
だから、はい、これで完成、なんて瞬間は永遠に訪れない。
まとめなきゃだな。今、SHIKIAMI CONCONのコミュニティーはいい状態にあると思う。
それは、あなたがそこに入るというイメージではなく、参加したあなたも一緒に作っていくものなんだと思う。
過干渉な感じでもなく、ビジネスライクな感じでもなく、いつも、お手々繋いで、仲良しクラブっていうベッタリ感もなく、ちょうど良い距離感というか、ほど良い距離感を保っているんだけど、集まって何かする時には、超良い仲間になる。
当たり前だけど、みんな忙しいのにね。素晴らしい。ここにいるみんなが、ここの仲間たちと過ごす時間に自分自身の時間をベットしている感じ。
SHIKIAMI CONCONでは、コミュニティーの根っこにある大事なものを、そこにいるみんなが共有できている気がする。できてきていて、そこから、さらに、コミュニティーとしての次の景色を、次のステージを見据えている。そんなニュアンス。
だから、今という瞬間、SHIKIAMI CONCONのコミュニティーがいい状態にあるというのかな?読み返すと、最初の方に自分で、SHIKIAMI CONCONはとても良い状態にあると言える。って書いてるな。
コミュニティーって下手したら、状態を指すんじゃないか?くらいだよ。
でもさ、何も問題が起きない方が良いけど、起きる事もあるじゃない?良い事のために集まっているんだろうけど、良くない事が起きた時に、コミュニティーとしての真価が問われるんだと思う。その時に、コミュニティーが姿を変えて、自浄作用というのかな、自分たちで、進化、変化できるかなんだと思う。
そして、そんなこんなを乗り越えて、コミュニティーは強く、濃くなっていくんだろうな。
町内会なんかもそうじゃないの?良い時、何も起きない時は、ほとんど役割なんてないじゃない?でも、良くない事や何か問題が起きた時のために、日頃から、周りの人と繋がっておくんじゃないかな。
そして、最後に何が言いたいかって言うと、やっぱりこれだな。だって、これは、曲がりなりにも、物件紹介文なのだから。はたして、これは、SHIKIAMI CONCONの物件紹介文なのかも疑わしいけれど。
はい、気を取り直して。
今という時代を一緒にもがいて、一緒にサバイブして、一緒に未来をつくり、一緒に笑って、一緒に酒を飲み交わせる仲間をここができる前から、そして、できてからも、ずっとずっと、相も変わらず、ぼくらは待っています。
良くも悪くも、この1,2年で、ぼくらを取り巻く状況は大きく変わった。
みんなが散々言って来たような、こんな書き始めは、ぼくも望んでいないのだけれどね。
でも、この施設が過ごしてきた時間を思うと、触れずにはいられないんだな。
この施設ができてから、もう少しで2年の月日が流れようとしている。
そのうちの1年半ほどが、突然訪れた、リアルでたくさんの人が集まる事を推奨しない世の中。
年1回しかないはずの施設オフィシャルの寄合もなかなか開催できない状況。コミュニティーの醸成も満足にできない日々。
正直、ぼくたちが当初、思い描いていた未来はまだ実現できていない。
あんなにも夢を描いていたのに、実現できていない。かっこ悪いと思われるかもしれないね。
もっと早く実現できていれば、ひょっとすると、今までに退去した人たちもその選択をしなくてよかったかもしれない。
そういう事が頭をよぎると、辛いし、悔しい。
もちろん、コロナのあれやこれやで…っていう事もあったし、それ以外でも、手狭になって、事務所を大きくするためとか、そういう理由の人もいたんだけどね。
でもさ、思うんだよ。
今、起きている目の前の現実から目をそらして生きる事の方がかっこ悪いんじゃないかな。そして、決めた事をこっそり無かった事にしたり、途中で諦めたりするのは、もっとかっこ悪いと思う。
そう思うからこそ、デカい事を書いていた当時の文章をそのまま紹介させていただきます。
今は、まだ道の途中で、ぼくらは何も諦めていない。起きている目の前の現実を踏まえて、アップデートし続ける。
あれ?ちょっと待ってよ。
ぼくらは、生まれてから、ずぅーっと、夢も希望もない?終わりの始まりのような時代を、自分たちで自分たちの胸に夢や希望の光を灯しながら生きてきただろう?
だから、今という時代?今、ぼくらを取り巻く状況がどうであろうと、ぼくらはぼくらが信じる世界を諦めない。歩みを止めない。
この文章の書き出しの「良くも悪くも、この1,2年で、ぼくらを取り巻く状況は大きく変わった。」
なーに言ってんだよ!って話だよ。
後から振り返って、良かったって言えるようにするに決まってんじゃねえか、ねぇ?
今という時代を、一緒にもがいて、一緒にサバイブして、一緒に未来をつくり、一緒に笑って、一緒に酒を飲み交わせる仲間をぼくらは待っています。
SHIKIAMI CONCON シーズン2 始まります。
いよいよ、壮大なスケールで描く、このプロジェクトをさ、KAWABATA channelに載せる時が来たよ。
共創自治区SHIKIAMI CONCON。
考えてみたんだな。
ぼくがここで伝えなければいけない事は何かなって。
この施設ができるまでに、3年間、このプロジェクトに関わらせてもらってきた。
ぼくは、今、あなたに何を伝えたいのか?
世の中では、いろんな事が起きている。
ぼくらの周りでも、いろんな事が起きている。
ぼくらを取り巻く環境は刻一刻と変わって行く。
でも、おそらく、ぼくらはマイノリティーなんだろう。
10年前や20年前なら、ぼくらの在り方、生き方、働き方は、もっともっとマイノリティーだっただろう。
時代は常に移り変わる。
ぼくらは、会社に勤めていた期間を経て、やがて、海に出た。
小魚が一匹、大海で泳ぎ始める。
数年?十数年?人によって違うだろう。
それぞれがそれぞれの海で、社会で、業界でサバイブしてきた。
そして、この秋、新たな有機体としての集合体に集う。
価値観を共にする仲間たちと、互いの能力を持ち寄り、より高い解像度で関わり合うために。
ここは、核となる細胞があらゆる側面で変わる有機体。
小さくとも個性あるクリエイティビティを持った作り手たちが、ここに集まることで様々なコラボレーションを誘発し、支え合い、刺激し合いながら、別の組織でも同じ目的のために集合する絵本の<スイミー>のようなあり方を目指す。
小魚の群れ。
小さな魚の群れは大きな魚のように見える。
そして、その時々によって、大きさや形を変えられる。
絵本の<スイミー>と大きく違う点は、シチュエーション、プロジェクトによって、目となる<スイミー>が変わる。
ぼくらの根底にある気持ちは、あなたが、ぼくたちの見ている未来に賛同してくれて、お客さんとして入居してもらうというよりは、仲間としてあなたに加わってもらって、共に描く未来を一緒に実現したい。
そして、仲間になってくれたみんなが主人公として、周りの仲間たちと互いの能力を持ち寄り、互いの業界をクロスさせ、新たな経済圏をつくってほしい。
「つくる環境」から「つくる」ことで、隣り合うクリエイターたちとの共創/競争が巻き起こる状況を生み出せるように。
基本的には、一業種一テナントを掲げて、施設内で仕事が少しでも生まれるような状況をつくりたい。そして、それぞれがそれぞれの新しい経済圏をつくっていってほしい。
あとは、仲間になってくれた後に話し合おうよ。
ねえ?
その時、ぼくとあなたの間に、もう境界線はない。
そこにいるのは、ぼくらだ。
さぁ、話そう。
ここをどんな場所にしたいか、そして、ぼくらがどんな未来にいたいかを。
共創自治区SHIKIAMI CONCONウェブサイトはコチラから。
・Architecture design : Shigenori Uoya Architects and Associates
・Container Design:muura inc
・Art Direction : Nue inc
・Coordination : 株式会社川端組
・Construction : 高橋工務店
・Light Fixture/Door : JO-ZU WORKS
物件名 | SHIKIAMI CONCON |
---|---|
タイプ | No.5/No.9 |
面 積 | 約27.54㎡(No.5)/約13.77㎡(No.9) |
家 賃 | 116,600円(内税10%10,600円)(No.5)/62,700円(内税10%、5,700円)(No.9) |
共益費 | 9,900円(内税10%、900円)(No.5)/8,800円(内税10%、800円)(No.9) |
礼 金 | 174,900円(内税10%、15,900円)(No.5)/94,050円(内税10%、8,550円)(No.9) |
敷 金 | 106,000円(No.5)/57,000円(No.9) |
保証金 | − |
更新料 | 再契約料 58,300円(内税10%、5,300円)(No.5)、31,350円(内税10%、2,850円)(No.9)/定期建物賃貸借契約2年 |
駐車場 | 無 |
所在地 | 京都市中京区油小路通御池下る式阿弥町130番地 |
交 通 | 地下鉄東西線二条城前駅 徒歩6分/地下鉄烏丸線烏丸御池駅 徒歩10分 |
構 造 | 鉄骨造2階建 |
完 成 | 2019年9月末完成 |
入居時期 | 2025年5月初旬/即入居可 |
取引態様 | 仲介(※成約の際、仲介手数料として成約賃料の1ヶ月分(税別)が必要になります。) |
備 考 | 共益費には、各区画内の電気代、共用部の電気代、水道代、ゴミ処理代を含みます。 保証会社との保証委託契約要(初回:月額合計の100%、1年毎:1万円) 火災保険加入要(業種等により金額は変動) 再契約手続料:38,866円(内税10%、3,533円)、31,350円(内税10%、2,850円)(No.9)/2年 町内会費:300円/月 鍵交換代:16,500円(内税10%、1,500円) エアコンなし(部屋により残置設備あり)、ダクトレールあり、共用トイレあり、共用流しあり ※飲食店は不可 ※月一回、自治会を開催 |
情報更新日 | 2025年3月24日 |