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A HAMLET。

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さて、始めよう。

こういうところでは今回のリノベーションはこういうところにこだわって直しました。とか書かないといけないのは痛いくらいにわかってる。

ごめんなさい。どうもムリだ。相変わらずの川端節でお願いします。

ここを初めて知る方は、ぜひ、二期の募集時の物件紹介文があるから、読んでから、戻って来てください。

うん、おかえり。

あっ、ちなみに、もう少し知りたいなって方は、NOTEに亀岡集落再生プロジェクトっていうマガジンがあって、そこに、このプロジェクトが始まってからの1年9ヶ月間で22本の記事を書いているから、読んできてください。

おかえり。

さて、この集落の名前は「A HAMLET」

ハムレットって聞くと、一般的には、シェイクスピアのハムレットをイメージする人が圧倒的に多いと思うんだけど、今回はその意味ではなく、村落、集落を意味する言葉。

ハムレットって言葉自体は耳馴染みはあるけれど、意外とその意味は知られていないでしょう?なので、このまちの名前の『A HAMLET』とは、ただの『とある集落』という意味になる。

2022年2月から、亀岡市の大井町並河というまちの平屋長屋が約30軒ほどある、とある集落で、まちやむら、集落の再構築、再定義をするプロジェクトを始めています。

簡単に言うと、むらづくりって言うのかな?

キーワードを紹介すると、生き物としての人間の巣、廃墟と現役の建物の廃墟寄り、土地自体を少し自然に返す、ひと、緑、まち、建物は手がかかるという前提に立ち返る。

具体的には、約30棟ほどある平屋長屋のうち、空いていた13棟程度のリノベーションを予定しています。2棟ずつの施工なのかわかりませんが、数期に分けて工事をしていく、中長期のプロジェクトです。

このプロジェクトは三年に渡り、全六期の工程で進んでいく。

三期を終えた今は、6棟の施工を終え、ちょうど折り返し地点に立つ事になる。

折角だからと、三期工事オープンハウス2日目に「SHIKIAMI CONCON」をともに作った株式会社ぬえの松倉早星氏を招き、「A HAMLET」プロジェクトメンバーのしょうきちと僕とトークイベントをする事にした。

その3日前にしょうきちから連絡があった。当日に向けて、時系列的にこのプロジェクトの振り返りをしておいて欲しいと。

なので、振り返ってみた。

僕は基本、その瞬間にちゃんと咀嚼したいと思っているからこそ、あんまり後になって、過去を振り返ったりしないんだけど、いざ振り返ってみたら、自分のPC内のフォルダや各種SNS、自分の2020年からの手帳、NOTEで言うたら約1年半で22本の記事を書いてて、そこに全部、僕らのここまでの足跡が残っていて、もう、なんだかわからんけど、泣けてきてさ、ぐっと堪えた。

まだまだけど、ここまでは来られているなって。すべての苦楽の積み重ねの先に今があるなと。この1年9ヶ月いろんな事があった。

なんだろうな。今、むらづくりをしようとなると、プロジェクトとしての純度が低かったり、上っ面ではできない。

だからこそ、プロジェクトチーム内で揉めた事もあるし、でも、みんなが諦めずにいて、今がある。

そして、これからがある。

もちろん、こういうところで、デザインやコンセプトなんかを雄弁に語る事も大事だろう。

でも、このプロジェクトでは、どんな人がプロジェクトチームにいて、どう思い、どのようにプロジェクトを進めているとかって、すごく大切な気がするんだな。

ああ、予定の六期工事を終えたら、オーナーさんと僕を除いたプロジェクトメンバーはみんないなくなってしまうのかな。寂しいな。

六期工事を言えた後も、七期、八期と続いていくといいな。毎回、メンバーも各々パワーアップしてさ。定期的に集まって、施工して、ずっと続いていくと良い。

そういうプロジェクト。そういう集落。

その頃には入居者さんも増えていっていて、その時の良い形での集落になっていると良いな。

ただ勘違いしてはいけないのは、プロジェクトチームの僕らにできる事はステージ、舞台を作る事だけなんだな。僕らは演者ではない。主役はここに入居してくれる人たちだ。

確かに最初は僕らが踊って見せる事は必要かもしれないけれど、あくまで主役は僕らじゃない。

三期工事の間に「AHAMLET」振興会と言う名の自治会のようなモノが生まれた。

月に一度、入居者たちで集まり、話をし、食事をする。

三期オープンハウスの準備や当日、こんな言い方をするのは違うかもしれないけれど、すごく助けられた。有り難かった。

まず、入居者たちが我が事に捉えてくれて、自分たちの事として、動いてくれた事がうれしかった。

オープンハウスイベントをする人間としてだけでなく、集落全体の未来を考えている人間として、とてもうれしかった。

もう、ひとつの集合体、集落として動き出し始めているなと実感させてもらった。

元々は、プロジェクトチームだけで始めたこのプロジェクトも「A HAMLET」振興会という仲間が増えて、徐々に「A HAMLET」がみんなのものになり始めているという感覚をもらえた。

そして、今回の三期工事では、あるチャレンジをした。

プロジェクトがスタートする前にしたためた企画書の中にこんな言葉があった。

①まちに、緑を土を取り戻す。そして、家の中にも、それらを浸食させる。

②今の至れり尽くせりで、もはや何もかもがあるとさえ言えるレベルの設備などが家の中にあり、昔からは進化したと言われている家と廃墟の間の限りなく廃墟寄り。廃墟から最低限、手を加えて、人が暮らせる(使える)ような空間のレベルはどこかを模索する。

③生き物としての人間の巣。

①の前半部分、まちに、緑を土を取り戻す。はプロジェクトスタート時から取り組んでいる。

今回、①の後半部分と②③に足を踏み出した。

なぜ、一期からやらなかったかと言うと、正確にはやれなかったのかと言うと、「A HAMLET」という名のどこの馬の骨ともわからないプロジェクトで、しかも、元ある集落の中で、いきなり、急激な変化をさせると、いろんな問題が起こる可能性がある。

オーナーさん、まちの人、入居希望者、まずは、柔らかい方向性みたいなモノを伝えて、見てもらう必要性がある。

その先に、より描きたい世界を描く。

ここまでは来られているという事がうれしい。

自宅やオフィスのPCや携帯の画面で写真を見て、わかった気になるのではなく、実際に「A HAMLET」に来て、感じてほしい。

ここでしか感じられない事があるから。

連絡待ってます。

どうか、あなたに届きますように。

※現在の入居者 14-9 NEW CRAFT HOUSE / 新工芸舎(3Dプリンターで製作したステーショナリー、インテリアのショップ)、14-11 環境(喫茶とお酒と食事と音楽と焚火とお喋りのお店)、14-16 poko a poko(お針子さんのアトリエ)、14-17  eat,play,sleep(紙媒体、ウェブコンテンツの制作オフィス)

物件名 A HAMLET
タイプ 13-17/14-7
面 積 約36.18㎡(約10.94坪)+外部スペース約14.19㎡(約4.29坪)/約35.16㎡(約10.64坪)
家 賃 74,800円(内税10%、6,800円)/67,100円(内税10%、6,100円)
共益費
礼 金 112,200円(内税10%、10,200円)/100,650円(内税10%、9,150円)
敷 金 68,000円/61,000円
保証金
更新料 再契約料 37,400円(内税10%、3,400円)13-17、33,550円(内税10%、3,050円)14-7/定期建物賃貸借契約2年
駐車場 5,000円/月 ※空き確認要
所在地 亀岡市大井町並河一丁目13-17、14-7
交 通 JR山陰本線 並河駅 徒歩8分
構 造 木造かわらぶき平家建
完 成 築不詳
入居時期 即入居可
取引態様 仲介(※成約の際、仲介手数料として成約賃料の1ヶ月分(税別)が必要になります。)
備 考 用途:オフィス、アトリエ、ショップ、ギャラリー、もしくは、それらと住居を兼ねるもの。

設備:2口ガスコンロキッチン、トイレ、浴室(13-17は浴槽あり、14-7はシャワーのみ)、エアコン、室外洗濯機設置可

再契約料:賃料の半月分+税、再契約手続料:33,000円(内税10%、3,000円)
火災保険加入要(業種により金額は変動)
保証会社との保証委託契約要(初回:月額合計の100%、1年毎:1万円)
口座振替手数料:330円(内税10%、30円)/月
退去時ハウスクリーニング代:27,500円(内税10%、2,500円)

当建物が既存の集落内にある事をご理解いただき、近隣との協調を基本とし、まちづくりに興味があり、積極的にコミュニティづくりに参加していただける方を募集しています。

※今回の募集区画に関しまして、先着申込順ではなく、お店の種類や職種、職能、また、集落やコミュニティへの貢献や還元を考慮し、審査をさせていただいた上で、お返事という流れになります。
情報更新日 2024年1月30日