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2017-02-18
もちろんですが、#1の続きです。
潤沢な資金はない。でも、彼の想いは実現したい。
の続きからね。
やりたいコトがあるけど、お金がない。
それを実現できる方法、選択肢は少ない。
僕はこう提案しました。
投資を抑えて、本気で自分の想う夢や希望を実現する気なら、自ら現場に入って、DIYで工事しましょう。幸いなコトに、プロジェクトに関わってくれている飯坂さんは、DIYの先生もされているし、教えてもらいながらやりましょう。僕もバイトくらいの時給で、手伝いますからって。
それしか、方法がなかった。
その時、自分の会社の売上がどうとか、自分の儲けがどうとか、もう、頭になかった。
ただ、共有した彼の想いや夢を具現化させたかった。
僕ね、当時、DIYって言葉が、どうも好きになれなかったんです。
流行っている感?ブーム感がイマイチ好きになれなかったのもあるし、
DIYって所詮、素人仕事だろ?プロが作るモンには勝てないよって思ってた。
必要に駆られて、DIYという現場に飛び込んだ。
その時、やらないという選択肢がなかったからね。
潤沢な資金がないからって諦めるんじゃなくて、
泣き寝入りするんじゃなくて、できるコトを最大限やりましょうと。
少なくとも、汗はかけるはずだから。
お金は汗で補えるはずだから。
そう信じて。
DIYでマンションをリノベーションする。
その方向性でまとまった。
そんな時に、まず、気になったのは、彼のオフィスにバブルの感じが残ってたから、
新しいお客さんが来てくれたとして、ダサいと思われないか?
まずは、オフィスをDIYでリノベーションしましょうと。
自社のオフィスは、会社の想いを具現化した、象徴であるべきだから。
そして、今後、マンションをDIYでリノベーションするとして、
僕も私も、DIYで部屋を作って、住みたいっていう入居希望者さんも現れるだろう。
その時に、何もわからない大家じゃダメだろう。
そんな理由から、その方向で決まって、彼のオフィスをDIYでリノベーションし始めた。
教わりながら、自分たちで現場に入って、汗を流し、工事をするようになった。
そして、月日は流れ、オフィスが完成した。
オープニングイベントも大盛況。その後、彼も話すイベントなんかも開催された。
使われている空間を見て、やっと、形になったなと思った。
命が吹き込まれたなって。
空間は工事が終わったからって、完成しない。
そこが使われるようになって、初めて、完成をみる。
とても、美しい景色だった。
さて、長い前フリは終わりだよ。
次はマンション。#3に続きます。