HOME > BLOG > KAWABATA channel > Case Study > 野江DIYリノベーションマンションプロジェクト#3
2017-02-25
さて、#3だよ。
すなわち、#2の続きだ。
彼のオフィスが完成した話のあとね。
話は変わるけど、僕が独立する際に欲しかったコトのひとつは、
生きる上で感じるべき、様々な形のリアリティーを感じたいってコト。
僕自身、現場に入って、自ら、DIYで工事するなんて、何の計算もせずに始めたコトだったけどね。
そこには、何より、場づくり、空間づくり、モノづくりのリアリティーがあった。
現場を知らずに育った不動産屋の僕には喜びと発見の連続だった。
そして、将来的に大阪で物件をリリースするだろうからってコトで、
彼のために、彼の物件のために、大阪というまちで、媒体としての僕を売っておかなきゃいけない。
そう思って、大阪のまちに飛びだした。
結果的にだけどね、その時に出会えた人との繋がりは僕の財産です。
プロジェクトも終わってないし、ちょっと早いけど、もう書いとくね。
僕は、彼と関わらせてもらって、何も不満はない。確かに、ビジネスとしては間違っているかもしれないよ。でも、想うコトは、感謝ばかり。
全力で、彼のためと思って始めたコトだけどね、もう、僕のためにもなってるから。
僕は、このプロジェクトでしか経験できないコトをさせてもらってる。
僕は、このプロジェクトを通じて、お金では買えない、目に見えない経験や出会いという財産をたくさんもらってるから。
ありがとう。
さて、話を戻します。
ここのオーナーさんは、一連のリノベーションプロジェクトを始める前に空間活用研究所というモノを立ち上げられました。すなわち、彼は空間活用研究所所長。
空間を最大限に活用するために。
いろいろな方法で、いろいろな用途で、空間の価値の最大化をはかり、
借り手さんにいろいろな選択肢を提案したいから。
え?そんなコトしなきゃいけないの?
家主さんなんでしょ?
大家さんなのに?
オーナーさんなんですよね?
でもね、自分自身の目で見て、自分自身の手で確かめて、
自分自身の胸で感じないと、ホントのコトって、わからないから。
受け売りは、もういいじゃん。
そうだろ?
今までは、当たり前だとされて来たコト。
今まで、そういうもんだと聞かされていたコト。
管理は管理会社に任せて、募集は仲介業者に任せて、工事は工務店に任せて。
悪い言い方をすると、大家さんは言いなりになって、お金を払って、それぞれの専門家に委ねるだけ。
彼は言った。今まではそうだったかもしれないけど、僕は確かめてみたい。
自分でやってみて、自分でできるコトは自分でやる。任せられるところは任せる。
遠回りなのかもしれないけど、自分でやってみないとわからない。それが彼のやり方。
すごく自然で、ごく当たり前なコトなんだけどね。
さて、いよいよ、Property Searchに続きます。