2018-01-31

きみと暮らせる場所。

流れる季節の真ん中で、せわしく過ぎる日々の中で、
わたしは胸に手を当てて、わたしのことを考えてみたのね。

これまでの人生、こんなにも、自分以外のだれかを愛することがあったかな？って。
今までの人生、こんなにも、自分以外のだれかを必要としたことはあったかな？って。

わたしにとって、きみのいない時間は考えられない。
わたしにとって、きみがいない時間は考えられないの。

きみはいつも、わたしの帰りを待っていてくれる。
どんなに帰りが遅くなっても、きみは文句も言わずに待っていてくれている。

わたしが帰ると、きみは全力でわたしに甘えてきてくれる。
わたしは、きみをぎゅっと抱きしめながら、わたしは、きみに抱きしめられている。

きみといると、わたしのこころの奥にある、やわらかいところがあたたかくなる。
わたしのひざの上で眠るきみの寝顔を見ていると、わたしのこころがほどけていく。

たしかにね、きみはわたしのすべてではない。
だけど、きみがいないとわたしのすべてがダメになるの。

わかるかな？
わからないよね？

いいんだよ。

でもね、わたしは、心の底から、きみがそばにいてくれるだけでいいって思えるんだ。
他には何もいらないよ。

欲張りなわたしが、他に何にもいらないって、素直に思えるんだよ。
すごいでしょ？

でもね、引っ越しをしようと思うと、いつも、見えない力が、わたしときみを引き裂こうとするんだ。

いつも、わたしはきみと暮らしたいって言うんだよ。
でも、いつも、ダメだって言われるんだ。ホント、ダメなとこばっかり。

もうね、何も、考えられなくなるんだ。
こんなにも毎日、頑張ってるのに、きみと暮らすことすらできない。何なんだろうって。

でもね、最近、こんなところを見つけたの。

わたし的にはさ、オートロックもないし、セキュリティ面で心配は心配。
マンションっぽくないし、アパートみたいな感じで、微妙な感じなの。
場所もまちからは少し遠い。

きみなら、わかるでしょ？
ずっとそばにいるんだから、わたしの好みくらいわかるもんね？

でもね、きみのことをこんなに思って作られた、お部屋をわたしは今までに見たことがないの。
だからね、わたしより、きみを優先して、ここできみと暮らそうと思うんだ。

わたしのとっても、悪いことばかりじゃないの。
お風呂が大きくて、お風呂が大好きなわたしはうれしいし、
料理好きのわたしが喜ぶ2口コンロ付きキッチンもあるんだ。
2階はね、勾配天井になっているので、開放感があるんだよ。

どうかな？きみは喜んでくれるかな。
きみが喜んでくれたら、わたしもうれしい。