2018-03-28

オール ユー ニード イズ ラブ。

当ウェブサイトをいつもご覧になってくださっている皆様方。

ひとつ質問です。

意外ですか？

いつもの感じと違いますか？
いつも掲載している部屋の感じと違いますか？

その答えについては最後にお伝えします。

ある日、メールでオーナー様より、お問い合わせをいただきました。

メールに物件の名前を書いていただいていたので、事前にしっかりググって、
どんなんかな～？？って予習しました。

その時点では、正直、どうかな？掲載できるかな？って思ってました。
なぜなら、僕は、いつも当ウェブサイトを見てくださっている皆様にウソはつけないからね。

いつもの感じとは違う。誰よりも先に僕自身が思った。

でも、そんな状況の中、お部屋を見に行かせていただいた理由3つ。

1つ目、まず、事件は現場で起こってんだよね？
事務所からPCのモニター越しに、量産型物件ばかりを紹介してる、
どこにでもある不動産サイトにあがっている部屋の写真を眺めて、
指くわえて現場に行きもしないで、これは、ないな。とか宣っているくらいなら、この仕事辞めてる。

2つ目、今の時期、不動産賃貸業界は忙しいから、今は行けませんっとか思ってんなら、
僕は不動産賃貸仲介業者を名乗ってません。
なぜなら、人が動いている今こそ、オーナーさんは来て欲しいはずだから。

3つ目、あなたのとこなら、なんとかできる？って思って、メールをくださっているとしたら、
まず、会いに行きますよね。もしかしたら、僕がお力になれないかもしれないけれど、
せめて、当サイトを見つけてくださってありがとうございます。って伝えに行かなきゃいけない。

というわけで、以上3つの理由で、なる早で、現場に行かせていただきました。

オーナーさんは、こんなに早く連絡くれて、こんなに早く来てくれてありがとうって。
いや、こっちが言いたくて来たのに。見つけてくださって、ありがとうございますって。

そして、この部屋に込められた想いをたくさん聞かせていただきました。
そもそも、現場に行ってなければ、聞けてない想い。

オーナーさんご夫婦がお年を召された頃に、オーナーさんご夫妻がここに住もうと思って、
アンティークのシャンデリアやステンドグラス、照明、鏡を選び、
それに合う猫脚バスタブ、洗面台、ドアを探された。

ちなみに、ステンドグラスは、英国製（1900年頃）だそうです。
ビートルズで有名になった英国の港町『リバプール』と書かれています。
オーナーさん、ビートルズが大好きなんですって。

当時、集会場、駅の窓等に、その土地の名前を入れる事がはやったそうです。
このステンドグラスも、どこかの建物内で使用されていたかもしれない。
そんな想いで、購入されたそうです。

自ら内装を考えて、自ら設備を選んで、自らの手で壁を塗装されたそう。
その空間すべてへのこだわりを知った。

そこで、感じました。

奥様にはお会いできなかったけど、さぞ仲良しのご夫妻なんだろうと思った。
そんな愛に溢れたご夫妻が、ありったけの愛を込めて作られた空間。

そんな空間を載せない理由、あります？

この空間は、もはや、ひとつの愛のかたちだと思ったわけですよ。
空間という名の、部屋という名の愛のかたち。

部屋のかたちをした愛。

日頃、もはやラブレターのように、文章を綴って、物件を紹介してる僕がですよ、
例え違う人の、例え愛の表現方法は違えど、
こんなにも、空間に愛を込めて作られた部屋を紹介しない理由？

ないよ。

ないね。

そういうコトです。

必要なものは愛だよ。
きみに必要なものは愛なんだ。
愛こそがきみのすべてなんだ。

そういうコトをレノンさんが仰ってます。