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我が家リノベーション#7

第一弾の連載企画、我が家リノベーションの第7回、
ついに最終回を迎えてしまいました。

第6回の続きです。はい。

さて、ついに、完成ですね。
あ~長かった。お付き合いいただき、誠にありがとうございました。
あれ?最後まで、付いて来てくれた人はいるんだろうか?
みんな、途中下車しちゃったかな…。

最後になりましたので、まとめます。
今までも長かったんですが、最終回、思いの丈を伝える為に、これまた長い。

第2回にも書きましたが、その道のプロがこんな事書くんだから、間違いない。最善の方法だ。
とは思わないで欲しいのです。
人それぞれ、ライフプランやライフスタイルもあるし、
それぞれの人に合った住むところ?住み方?っていうのがあると思うから。

ただ、不動産業界で生きてきた僕は今までの住居のあり方は、
今となっては、今の時代に合わなくなってるんじゃないか?って思ってる。
それは事実。
だから、僕はそこを歩く気はないし、半信半疑ながら、自らの身をもって、実験中です。
っていう話。

でも、やっぱ、リノベーションも選択肢のひとつだとは思うでしょう?
こんなに、家が余ってくるとね。

はい、単純にやってみて、思ったコト。

家で過ごす時間を人生のうちの半分の時間だと考えればね、
自分で考えた部屋で過ごすっていうのは、その人生の半分の時間の自由を勝ち取ったも同然。
今まで、与えられてきて、その中から選んできて、知らず知らずのうちに自分を部屋に当てはめてた。
息苦しくないはずがない。でも、それにすら気づいてないわけ。
だから、自分自身、正直、それから解放される事がこんなにも羽を広げた感につながるとは思っていませんでした。

すっげえいい。
大袈裟じゃなく、毎日、思うんですよ。家に帰るたびに、あ~いい家だ。自由だなって。

あとね、買うか借りるか、どっちが得かという議論がありますが、
住むという観点や暮らすという観点で考えれば、
完成品に住んだ時点でどっちも同じだなと。
そこは、問題じゃないんじゃないかな。

だから、買ってリノベーションという方法をつらつらと書いてきたわけですけど、
もし、可能なら、賃貸で借りて、リノベーションっていうのも、いいと思うんです。
貸主さんがちゃんと考えて、借主さんが出したリノベーション費用を賃料と相殺して、とかね。
あり得ると思う。
あ~それ、すりゃいいのにな。
不動産会社さん、物件所有者さん、コーディネートしますよ。ふふ。

話は、戻って、リノベーションについて。
そりゃ、お金もかかります。
ちなみに、我が家はいくらかかったかって?ざっと、600万円くらいです。
でも、余計な事にいっぱいお金使ってしまっていませんか?
日々のストレスから解放される為に、外でお金使ってませんか?
家でも会社でもないサードプレイス?カフェ?
居心地いい我が家が最高じゃん?
エンゲル係数をイエゲル係数に変えるだけです。ほんの二文字変えるだけ。
皆様に自分だけのファーストプレイスを。

まぁ、リノベーション費用を出す価値はある。
生活はそれくらい変わるから。

いろいろ、長々と書きましたが、
ホント、リノベーションって、デザインだけの問題みたいに思われがちだけど、元々あった部屋を自分達仕様に編集し直す作業だと思うんです。
賃貸物件のリノベーションに関しては、誰か入居者ターゲットを想定して、その人達仕様に編集する。

部屋を自分で直すってなったら、あとは、立地だけになるのよね。部屋探しの基準が。家探しの基準?
誰かが考えたデザインや間取りに振り回されなくて済む。
実にシンプルだ。
立地や窓からの眺望だけで、住むところを選べる。
それだけでも、幸福だ。今までのロジックから、解き放たれる。

最後に、
自分の考えた、自分の住みたい部屋や家に住むっていうのは、もっと身近で、もっと簡単なものなので、もっと、みんなの選択肢にして欲しいなと思うわけです。
どうやったらいいか、わからない人も多いと思います。そんなにこだわりないんだけどなって人も多いと思います。知らないだけです。経験がないだけで。
賃貸物件を探す時に、好き勝手言えば、ありませんありませんって言われますからね。押し殺してるだけです。家への感情を。住むところへの希望を。
だから、そういうトコ、がっつり掘り下げます。誰にでも、ライフスタイルはあると思いますから。だって、現に生きてるんだから。暮らしてるんだから。
そんなこんなを解放して、それを家に部屋に反映させればいいだけですから、簡単です。
みんながみんな、オシャレな部屋がいいわけじゃないし、仮にオシャレといっても、千差万別だろうし、家で仕事したり、作業スペースが必要だったり、ダラダラ寛げる部屋がいいよなって人もいるしね。
そんなコトのお手伝い、微力ながらさせていただきます。
それぞれの住みたい家、部屋の実現のために。

ご静読ありがとうございました。

長い追伸、私、ここで、リノベーションリノベーションって書きまくってますけど、
何も、リノベーションが最終兵器だとか、ファイナルアンサーだとは思ってません。
過剰な供給をストップして、今ある建物を活かす。今できる最低限の選択肢。
そうこうしてるうちに、土地や家より人の方が少なくなって、今より土地や家が余ってっていう時代が来るんじゃなかろうか?と思ってます。
現実、人類史上、空前絶後の空室率。空き家率。

だからね、リノベーションで延命した建物がいよいよ古くなってきたら、解体して、更地にするの。
んで、人々は、その土地を借りて、コンテナハウスを建てたり、トレーラーハウスを置くんだ。
小さい土地に、少しでも多くの人を詰め込もうとした背の高いマンションは姿を消す。
結果、空が広くなる。
あ~なんて美しい景色なんだ。
引っ越しする時は、家ごと引っ越す。お気に入りの家と一緒に引っ越す。
部屋が足らなくなったら、もう一個、コンテナを置く。
店や事務所がしたいんだったら、コンテナ増やしたり、エアーストリーム置けばいい。

近い将来、そういう時代が来ると真剣に思ってます。
でも、僕が生きているうちにならないかもね?
だから、僕は、お金が少し貯まったら、先んじて、我が身を持って、実験しようと思ってます。
そんな楽しい時代を生きられないのは、そんな美しい景色を見られないのは、悲しいから、先取りで。
ここで、そんな生活の実況をできるといいな~。
こんな話は長くなるので、ブログに書きま~す。

では、バ~イ!

写真は、すべて完了した状態です。はい。