2016-06-06

部屋という名の共同体。

例によって、見に来てよって、お声がけいただきました。
少し前から、存在は知ってたんだけど。
こう言うのって、タイミングってあるんでしょう。

タイミングや機運や縁って、大事だと思っています。

その積み重ねが、お部屋とあなたを引き合わせるかもしれない。

んだもんで、行って来ましたよ。

マンションの中で、一室だけリノベーション。
このパターンは、意欲的で、実験的な部屋が生まれる可能性が高い。

例にもれず、素敵なお部屋でした。

部屋の中にたくさんの箱。
寝室、浴室、トイレ、キッチン、物入れ。

子供部屋や子供の遊びのスペースをそのまま大きくして部屋にしたような。
大人用の子供住宅作りました。ワクワクは残して。みたいな。

近頃のマンションは、基本ね、
部屋は、間仕切り壁でしっかり仕切る。

偏った視線で見るとね、
個人の時間を守る為や部屋の用途を切り替える為にさ、
間仕切り壁で部屋をぶった切って、
そこに住む人のコミュニケーションまで、ぶった切ってしまってないかい？
って気がするんだ。

こういう間取りに、一緒に暮らしてる時点で、恋人か婚約者か家族じゃん？

必要あるかい？

かと言って、何の仕切りもない部屋はねぇ…。

バランス。

完全に仕切るのではなく、空間を緩やかにつなげる。
その姿は、ひとつの「部屋」という共同体のように見える。 

見えるって、変な感じ。
元々、部屋ってひとつのものだからね。

忘れてないかいって話。