2016-12-07

銭湯アート。

タイトル通り、もはや、そういう事だ。

遡って遡って遡ったら、元銭湯だそうな。
残念ながら、ほぼ、面影は残ってないけどね。

バリバリの銭湯跡ではないんだ。イメージと違ったら、ごめんなさい。

でもね、よく見ると、かすかな細部に名残という名の神は宿ってた。
ディティールで神が微笑んでました。

銭湯跡の建物、積み重ねられてきた歴史、存在自体がアートのようだった。
銭湯アート。

ダジャレ。
そういう事だ。

なんせ、古い建物だからね。
改装費用は、たぶん、ハンパない。

かなりの額の愛が必要だな。

そうは言わずに、そもそもね、こういう建物をここに掲載できる事自体がうれしい。

まず、残ってる事自体が奇跡でしょ？
大事に使い継がれてきてなきゃ、そもそも、残ってないし。
仮に大事に使い継がれてきていたとしても、役目を終えると、たいてい、潰されちゃう。

そして、そこを利用してもらいたいって募集している状態も奇跡的な確率でしょ？
なかなか、他人に貸してくれる事が少ないもの。

でもね、ここまで来ちゃったんなら、もし、ここまで来られたのなら、
どうせなら、その先が見たい。

欲張りかな？

数々の奇跡の繋がった、その先に、
誰かが、ここを借りてくれて、再び、命を吹き込んでくれる奇跡的な瞬間が見たい。

この建物に、再び、生命が宿り、生き生きと動く姿を僕は見たい。

そんな奇跡によって紡がれた、街の風景は、きっと美しい。