2018-07-23

ドンシンクフィール。

こちらの物件、以前のサイトでも、掲載してましたが、
この度、流れ？タイミング？で、呼び寄せられて、引き寄せられて、行って参りました。

違うタイトルで書き始めてたんですけど、
やっぱ、何か違うなと思って、以前のまんまのタイトルで再度、書き下ろし。

土地柄なのか、はたまた、それこそが価値なのか、何なのかわかりませんが、
良い意味でも、悪い意味でも、京都って場所には、「っぽさ」が求められやすい。

「京都っぽい」かどうか。

でも、そういう感じ、求めてない人いますよね？
いやいや、京都に住んでる時点で、京都なんだから、空間や部屋まで、「っぽく」しないでって。
いやいや、「っぽい」って言ってる時点でダサいし。リアルじゃねえし。
いやいや、リアル京都な建物、他にたくさんあるし。みたいなね。

まぁ、今更ながら、当サイトには、「京都っぽい」からって、掲載してる物件はないわけですけど、
この建物の価値は、どこにあろうが、変わらないんじゃないかと、このように思うわけです。

ちなみに、ここの設計コンセプトは、
京の時間が醸造した意匠を再解釈し、町に馴染んだ居心地の良い建築を提案します。だそうです。

再解釈っていうところが、最重要ポイントでしょうね。

表層の取って付けたような「京都」ではなくて、本質の意味や概念としての「京都」をデザインに。

伝わりますか？格子を付けたらいいとか、和風にしたらいいとか、そういう事ではない。

掘り下げる深さの問題。

「っぽい」「～風」「～調」って、言葉や存在は、
もしかしたら、時代の要請で、この世に出てきたのかもしんない。

でもね、きっと、そういう言葉や存在は、ダメになっていくんだろう。消えていくんだろうと思う。

みんな、気付き始めてる。

さてと、最後に言ってしまえばですね、タイトル通りになってしまうのですが、
どこがいいとか、どういう意味だとか、横に置いて、感じましょうよと。

考えるな、感じろ。

最後にもう一度、言います。
この建物の価値は、どこにあろうが、変わらないんじゃないかと、このように思うわけです。

そういう結論です。

現場からは以上です。