今の時代、空間の使い方って、多岐にわたるでしょ？
当たり前だよね。ひとの価値観も多岐にわたるんだから。

この建物は、使うひとによって、アトリエ兼住宅やオフィス兼住宅やスタジオ兼住宅、スタジオ付オフィス兼住宅、ショップ付アトリエ兼住宅、はたまた、趣味の空間付きの住宅、ホビールーム付住宅、土間スペースをリビングに使う住宅などに姿を変える。

いかようにも使える空間付きの住宅。

その空間は、もはや、愛によってできていると言っても過言ではない。

愛という名のスペース。
だから、愛という名のスペース付住宅とも言う。

わかるかな？

僕のところによくいただく問い合わせ。
僕によく話してくださる希望条件。

いい感じの店舗付住宅ないですか？

探しますよね。

なかなか、ないんですよね。

まず、店舗付住宅が慢性的な品薄。

賃貸で、新築の店舗付住宅って、まず、計画されないからね。

その上、いい感じのなんて言い出したら、
海で無くしたコンタクトレンズを探すようなもんさ。

仮にあったとしても、例えば、町家のような住宅部分の改装が大幅に必要なレベルの店舗付住宅。
そんな、お金、どこから持ってくるんだよ～！ってね。

だからね、問題となる住宅部分をしっかりリノベーションして、
店舗？事務所？アトリエ？スタジオ？スペースを余白なまま引き渡そうというプラン。

なんで？

そこも完成させてしまったら、余白がなくなるやんか。

あなたの感性を発揮するキャンパスがなくなるやんか。
いろんな用途、業種に合わせる「あそび」の部分がなくなるやろ？

そういうことです。

あなたの家に吹き抜けの余白スペースを添えて。