2022-02-26

オーディナリールーム。

ねえねえ、近藤ビルって知ってる？

退去されて空いた部屋をオーナー自ら考え、デザインし、リノベーションされていっているビルなんだな。

街中にあるリノベ物件ってだけで、存在自体が奇跡的なのに、オーナーのこだわりにより、次々と美しい部屋がリリースされている驚きの建物。

このビルのリノベーションされたお部屋を紹介するのは、何回目の事だろうね？

今までに、KAWABATAchannelで掲載済みの部屋は3室、掲載せずに決まったのが2室。

このビルの情報が初めてKAWABATA channelに登場したのがコチラ→「ブラウンラット」実は、この時点でこのビル2室目のリノベーションでした。

ちなみに、1室目のお部屋は、ここにアップする前に決まっちゃったから、ここでは公開できていません。

そして、次の登場は「マイノリティリポート」この部屋は3室目。その次は「光の照らす方へ」これが、実は５室目。

というコトは、4室目もあったんだけど、ここに掲載する前に決まっていました。こっそり、SNSにのみ掲載していたんだけどね。

というわけで、そう！ついに、近藤ビルから、新しいリノベ部屋が紹介できる時が来たのです。

みなさま、お待たせしました。

ウェブサイト未掲載の4室目の募集が始まります。

まぁ、写真を見てもらえたらわかると思うし、説明するなんて、野暮だなぁと思うんだけど、一応、さくっといくね。

アイランドキッチン、作り付けベッド、アールの壁、木製シェルフ、壁、床、共用屋上、あー、挙げるとキリがないや。うん、全部だな。

逆にこだわられていないところを探すのが難しい。

とりあえずは、部屋を見に来て、体感してよ。

最後にタイトルの話をするね。

「オーディナリールーム」

オーディナリー＝ordinary＝普通の。

タイトルを訳すと「普通の部屋」ってコトになる。

なんだよ。単なる悪口じゃねえかよ！ってなるよね。

違うよー。

近藤ビルという建物の中では、もはや、この基準が普通なんですよ。というリスペクトから来る愛に溢れたタイトル。

このビルでは、このレベルが普通なんだ。

そして、こういう部屋が増えていくコトによって、世の中に数多の部屋がある中で、この部屋は悪いとか、この部屋は良いとか言われているけど、ここのような作られ方の部屋が普通のレベルになればいいなって。

ちゃんと作られた物件、建築、部屋がこの世に増えてくれる事は、とても、うれしい事だから。

衣食住の住という一際遅れたジャンルの一旦を担う業界の人間としては、そういう景色を切に望む。

結果、何が言いたいかと言うとね。

間違っちゃいけないんだよ。素晴らしい部屋をつくるコト自体がゴールなのではない。

部屋は人に使ってもらって、人がそこで過ごしてくれて、初めて価値が芽生えるモノなのだから。

だからさ、何よりも、僕は願う。

願わくば、そう、あなたがこんな普通の部屋で、奇跡のような当たり前の日常を送れるといいなと思うんだ。