この部屋に関する記事を2025年5月29日にインスタに投稿しました。

みんな、覚えてくれているかな？覚えていないよね？
大丈夫、安心して、ちゃんと説明するから。

四条堀川交差点の北東にある「ライオンズマンション四条大宮」
こちらのマンションの数室をお持ちのオーナーさんとのリノベーションプロジェクトのお話。

2020年11月に「エル」と名付けた部屋をリノベして
2021年8月に「エス」と名付けた部屋をリノベした。

両方良い感じだから、リンク先から見てみてね。

三室目でも書いたんだけど、今回なんと三室目と四室目を同時施工しました。

一気に二部屋、素敵な部屋が京都に誕生したんだぜ。
しかも、三室目と四室目がそもそもタイプ自体が違う二室。

時を同じくして三室目の「エルル」と名付けたリノベ部屋が誕生した。

四室目のタイトルは「エルエル」
ちなみに広さは「エル」や「エス」、「エルル」より大きい。大きいからエルエル？
同じ建物の中だけど、広さが違うから、やれる事も増えた。

ざっと言うと、水回りをまとめた潔い大きなワンルーム仕様。

あなたは気に入ってくれるかな？どうかな。

ここは、大きめのワンルーム。

いきなりだけどさ、マンション一部屋だけのリノベーションって難しいのよね。

なぜなら、世界観が構築しにくいから。

そりゃ、一棟ごとのマンションとか、ビル一棟とか、施設まるごととか、まち全体とか、
大きくなればなるほど、世界観はつくりやすい。

つくりこまなきゃいけないところとつくりこんだらいけないところ。
つくりこむところとつくりこまないところ。
つくりこめるところとつくりこめないところ。

こだわらなければいけないところ、こだわってはいけないところ。
こだわるところとこだわらないところ。
こだわれるところとこだわれないところ。

やらなければいけないところとやらなくていいところ。

できること、できないこと。

その議論に終わりはない。

それが、例え、たった、たった一つの部屋だったとしても。

だって、誰かが、そこに暮らすんだからさ。

それが、例え、みんなの選択肢の中にある、ほんの些細な物件の一つだったとしてもね。

できる限り、みんなに言い訳しなくていいように。

僕たちはプロとして、この議論を終わらせてはいけないと思う。

もちろん、予算もあるし、賃料設定もある。
常識もあるし、セオリーもあるし、法律もある。

その上で、最大限、踊らなければいけない。

じゃなきゃ、何のためのその道のプロだよ？

どんな業界、どんな立場にいる人でも、同じなんじゃないかな？

たった一回のこれでいいんじゃない？や、たった一度のまぁこんなもんでしょ？
で、いろんなものが静かに終わっていく気がする。

何度やっても、何度やっても、初心に返り、諦めずに、考えるべきだ。議論すべきだ。

仮にその時に答えは出なくても、その議論の先に、次の瞬間には何か生まれるかもしれない。
そして、その向き合う姿勢が、諦めない姿勢が、その想いが、部屋に光を当ててくれると思っている。

部屋からにじみ出る何かに繋がると思っている。

え？何と向き合う姿勢かって？

もちろん、部屋と。

そして、ここで暮らしてくれる、あなたと。

良くも悪くも、バレると思うんだよ。

そこに、愛があるか？ないか？ってね。

ううん、答えなんてあってもなくても同じさ。

大事な事は言葉にしなくても、説明なんてしなくてもさ、伝わるんだよ。

ねえ？

ここに住んでくれるかもしれない、たった一人のあなたには伝わるでしょ？

ねえ。

・施工　株式会社KOUEI
・企画　オーナー、株式会社KOUEI、株式会社川端組
・仲介、管理　株式会社川端組