HOME > BLOG > KAWABATA channel > Property Search > RENT > ロジジャナイドマハウス。

ロジジャナイドマハウス。

RENT満 室オフィスショップアトリエ京 都

今回の主役、この建物は築124年だそう。

こんな見た目でさ、こんなにも、か弱そうな佇まいで、124年も生きてきたんだって。

明治32年1月23日生まれの124歳。

それ自体がわりと奇跡的な事じゃない?
124年の歴史の中で、いつ解体されていても、おかしくないじゃない?
こういうタイプは、京都にあるのにも関わらず、京町家だなんだと、チヤホヤされる事もないしね。

こんなに長生きしているのに。

ああ、なんだか、健気だな。

図面なんかを見ると、元々は道に面して、三戸一の建物だった気配がある。
時代の流れの中で、東端は解体されて、コインパーキングになったのだろうか。

長年、三人で寄り添い、肩を組んで生きて来たのに、
いつしか、一人が抜けて、今は二人、鞍馬口通りに面して佇んでいる。

ああ、健気じゃないか。

こんな建物をレスキューするのは、決まっているよね。
タイトルでピンと来た人がいたとしたら、完全に、KAWABATA channelフリークだ。
いつもありがとうございます。好きです。

そう、あのおじさんだよ。
KAWABATA channel、最多出場回数を誇るロジロジおじさん。

今回で、1年振り4回目の出場となります。

一軒目、ロジウラハーフドマハウス
二軒目、ロジオクアトリエハウス
三軒目、ロジマエアトリエドマハウス

堂々のロジロジ三部作。

あー、今回リンクを貼るのに際して、一度、読みに行って来ましたよ。

毎度毎度、物件紹介文くっそ長えな。ほとんど関係ない事書いてるし。
無駄に熱いし読んでいられないよ。誰が書いてんだよ。

ああ、僕か。

だから、今回はさらっと書こうと決めましたよ。

川端の熱い想いを込めた日常の長文読解問題はこちらへ→NOTE

今回も連絡をもらって、現地に行ってまいりましたよ。
今回は完全に路地じゃないやーん。となりましたな。

実はさ、三軒目の時点で、路地の一番手前の建物だったから、
路地縛りがすでにキツかったんだけど、路地前という苦しい感じでやりましたよ。ええ。

無理やりは良くない。

今回は、はっきり言い切ろう。路地じゃない。
「ロジジャナイドマハウス」

ああ、無理やりの上塗りだ。今後どうしよう?
このタイトルは結構多くの物件が該当してしまうぞ。まぁ、いいや。

今回は路地どころか、鞍馬口通りに面していて、間口は奥行きからすると広いんじゃないかな。
わずかともいえる奥行きに対して、小さい体でこれでもかと両手を精一杯広げているかのように、道に面している。

なんだ、健気じゃないか。

おじさんが好きになるのもわかる。

内装は整えた状態とでも言うのかな。
誰かが何かをやろうとするのには、ちょうどいい状態。
やらなさ過ぎてもいないし、やり過ぎてもいない。

ちょうど良き湯加減。

最初の方に、124年の歴史の中で、いつ解体されていても、おかしくないじゃない?って書いた。

でも、今、この建物が、僕らの目の前にあるって事は124年間、誰かに必要とされ続け、
誰かに愛され続けて来たから、今、更地になる事なく、廃墟になる事なく、建物として存在している。

決して、当たり前の事じゃない。

おじさんはボソッと言ってたな。

今回、ちゃんと直したから、これからまた100年以上もつんじゃないかな?って。

そう、この建物にとっては、今は折り返し地点くらいなのかもしれないんだよ。

この建物が生きた長い歴史の中で、その時代時代の誰かの紡いだ愛に包まれ、今、ここにあるように、
今後も誰かに必要とされ続け、誰かに愛され続けていけるとしたら、
この建物は、僕らのいなくなった後の世界にも存在でき得るかもしれない。

そう思うと、とてもロマンのある話じゃないか。

ロジロジおじさんの描く夢は、きっと、そういう事なんだと思うんだよ。

物件名 大宮鞍馬口の家
タイプ
面 積
家 賃
共益費
礼 金
敷 金
保証金
更新料
駐車場
所在地 京都市上京区大宮通西裏今宮御旅所下る西若宮南半町
交 通 市バス 堀川鞍馬口停 徒歩5分/市バス 千本鞍馬口停 徒歩10分
構 造 木造平家建
完 成 1899年1月完成/2023年4月改装
入居時期
取引態様 仲介(※成約の際、仲介手数料として成約賃料の1ヶ月分(税別)が必要になります。)
備 考 再契約手続料:賃料の半月分+税

保証会社との保証委託契約要(初回:月額合計の100%、1年毎:10,000円)、口座振替手数料:300円+税/月
火災保険加入要(業種等により金額は変動)
情報更新日 2023年5月15日