今回の主役は、京都嵯峨野にあるリノベーションアパートメント。
2017年、建物の外装と10室中3室の内装を、その翌年2018年には、10室中2室をリノベーション。

長ったらしいタイトルが大ヒント。そう、今回は3rd wave、すなわち第三波。またまた、10室中2室をリノベーション。

実に5年ぶり3回目となる。これで、10室中7室の再生を終えたわけだ。

今回、この3rd waveを掲載するに辺り、このプロジェクトに関する、すべての文章を読み直しました。
僕は、このプロジェクトに関わらせてもらい、たくさんの事を学ばせてもらっているなと再認識しました。
今も自分が話す内容に出てきたりするフレーズはここで生まれたのか、とか、こういう考え方はここで生まれたのか、とか。

今という瞬間に、初めて思った事を書くから、うまく伝わらないかもしれないけれど、
人は背負った責任の分だけ、決めた覚悟の分だけ、成長するんじゃないかなと思った。
ひょっとして、僕だけなのかもしれないし、そんな事、みんな、わかり切っている事なのかもしれないけれど。

過去の自分が書いたこのプロジェクトの文章を読んで、その後の僕の生き方を重ねた時に、実感として理解した。

そして、2nd waveの文章が、今の僕のリノベーションのスタートの部分を形成しているような内容だなと思ったから、
基本構成や基本的な文章はそのままに、3rd wave バージョンにしてお届けします。

実は、本当は5年に渡るオーナーさんとのやりとりを書こうと思って、すでに書き終えているんだけど、
長くなるのと、物件にはあまり関係ない話になるので、今回は非公開にします。

僕とリノベプロジェクトで関わったりしてくれている人たちには、話しているエピソードです。

これからも、この仕事をやらせてもらう上で、とても大事な事を感じさせてもらっています。ありがとうございます。

さて。

もし、今までの経緯や込めた想いに興味をお持ちいただいた方は、ぜひ、Case Studyのリンクからどうぞ。
大変、長いですが。ええ、恐縮です。文末にリンクを貼りましたので。

今回も、透き通るような美しい部屋を描きました。
この価格帯での賃貸マンションでは、見るコトのできないレベルを目指して。

一点の曇りもない、迷いのない心から生みだされる美しさ。

今、目の前にあるものに、今までの人生のすべての経験をブチ込む事から、にじみ出る美しさ。
今あるモノを磨き、そこに新しいモノを足して、融合させる、そのバランス感覚から生まれる美しさ。

あと、僕がこのプロジェクトでやりたいコト、やるべきコト。そう、このプロジェクトの裏コンセプト。

ちゃんとリノベーションされていて、高額過ぎない部屋、空間を賃貸市場に供給したい。

文字通り、引退後の当時のオーナー夫婦お二人の生活を太陽のように照らし続けたアパート。

そんな建物に、今、もう一度、意味を与え、
そんな建物に、今、もう一度、命を吹き込み、
ここに暮らす人の毎日を、太陽のように照らすアパートへ。

すでに、僕の心を照らしてくれています。
そして、僕の未来を照らしてくれています。

ここで暮らす、あなたのこれからの日々も照らされるといいな。

工事が終わってもね、まだ何も完成していない。まだ何も終わっていない。
僕もあなたも建物も、ここから始まるんだ。

Case Studyのリンクはコチラ。体力に自信のある方のみ、クリックください。