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ロジオクインコンプリートハウス。

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ああ、久しぶりに、ペンを取るという表現がしっくり来るなと思いながら書き始めています。

違うな、正確にはキーボードを打つか。

なんだか、書下ろしは久しぶりな気がするな。びっくりするくらい読むに値しないものになるかもしれない。

全部を書き終えて、注意喚起をしに舞い戻って来ました。
今回も内容はないと言っても過言ではなく、しかも無意味に長いので、ポテチとコーラを片手に読んでください。

では。

最近は、ありがたい事に、企画から関わらせてもらう案件、物件が増えて来ていて、ここに掲載する時も書く内容が予め決まっている事が多い。

なので、久しぶりに徒然なるままに書き始めました。

今回、久しぶりの久しぶりに、あのおじさんから連絡があった。

みなさん、ご存知のKAWABATA channelに最多出場回数を誇るロジロジおじさん。

今回で実に5回目の出場となります。

1軒目、ロジウラハーフドマハウス
2軒目、ロジオクアトリエハウス
3軒目、ロジマエアトリエドマハウス
4軒目、ロジジャナイドマハウス

さぁ、5軒目だ。

実は、おじさんからの電話はだいたい急だ。そして、詳しくは話してもらえない。

(おじ)見て欲しい物件があるんや。いつ時間がある?
(ぼく)はい、この日のこの時間が空いてますよ。
(おじ)じゃあ、とりあえず、ここに来て。(※ここというのは、大体が近くの交差点や近所のコインパーキングでの集合が通例)

こんなやり取りが通常運転。

当然だが、物件のスぺックや詳しい住所、どういう状況の物件かすらも教えてもらえない。

そうなると、僕にできる事は、何もわからないまま、言われた場所に行くのみだ。
事前に相場なんかを下調べをしてから行く事すらもできない。
わかっているのはどの辺に来てくれという言葉のみなのだから。

状況だけで例えると、誘〇犯からの身〇金の受け渡しと近いかもしれない。誰にも言うなよ、ひとりで来いのやつだ。

ちなみに、おじさんからの電話で、見て欲しい物件がある。には今までに3種類あった。

これを説明しておこう。

①もうおじさんが所有している物件で、改装し終えたもの。すなわち、その場ですぐに賃貸条件を決めて募集するもの。(しかも、おじさんの中でだいたい賃料は決まっていて、その答え合わせ的なやり取りの中で、一旦、僕の賃料感覚なんかを試されるという地獄のパターン。)

②買いたてホヤホヤで、どう直したら良いと思う?っていうもの。その場で、ざっくりとした改装プランと賃貸条件を提案し、改装が終わったら、募集するというもの。(これにも答え合わせ的な要素が多分に含まれていて、大体、イメージがおじさんの中にあるという地獄の流れなもの。)

③買うかどうか、決め兼ねている物件で、売買の不動産業者さんが立ち合いのもの。その場で、賃貸市場で戦えそうかを話すもの。(これも、大体、おじさんの中に答えが出ていて、その答え合わせ要員として呼ばれるという地獄の展開なもの。)

まぁ、そのどれもを地獄と書いたが、その本当は、それだけ信用されているという事で、呼ばれると、とてもうれしいのだ。
でも、事前に相場を調べる事も許されず、自分の賃貸業者としての地力を試されている感じは痺れるものがある。
信じられるものは、その現場でおじさんと会う瞬間までの不動産業者としての生き様や感覚を磨き続けた日々しかないのだ。

今までの経験では、大体、上記の③パターンのうちのどれかに当てはまる。
でも、もしかしたら、そのどれもに該当しない可能性もあるわけだよ。

事前準備なんかできるわけもなく、着の身着のまま、言われた時間に言われた場所に行く。

指定の場所に行くと、おじさんがいた。

着いてすぐに説明をしてくれるわけもなく、歩き出すおじさんの背中を追いかける。

やはり、やはり?路地に入って行くではないか。ロジロジやってんなー!となるわけだな。

そして、建物とのご対面だ。外装は明らかに手が加えられている。

ドアを開けると、一人の女性がいた。

僕は考える。この人は誰だ?不動産業者か?誰だ?どういう関係の人だ?

残念ながら、その時、それを確かめる術はない。

建物をぐるりと見て回った頃、おじさんは突然、口を開き核心に触れる。

なんぼくらいやろな?

一瞬で場に緊張が走る

大体、これくらいからこれくらいの範囲でしょうか?と濁しながら答えてみる。

おじさんがニヤリと笑う。

ちょっと待ってよ!情報くれよ!と思っていると、おじさんは言う。そうやなぁ、これくらいかなぁ。なんて。

なんだよ、これ。

そこから、少しだけ情報が明らかにされた。

そこにいた女性はおじさんの知り合いの人で、この人は、おばさん。
おばさんがこの物件を募集しようと思い、物件を改装された模様。

ここでわかったのはそれだけ。

いやいや、少なくないかい?

しかし、僕はその時点で勘付き始めた。なるほど、今回はロジロジおじさん5軒目ではなく、ロジロジおじさんスピンオフかと。番外編なんだなと。

いやいや、ひょっとすると、これはまったくの新章で、これからロジロジおばさんが始まる可能性もあるんじゃないかと。
少なくとも、この時点では明らかにされていなかった。なので、しばらくは、ロジロジおばさんで行こうと思う。

後日、図面なんかをもらったり、室内の撮影をするために、ロジロジおばさんとアポを取り、現地で再度会う。

その時は、既に施工されている改装内容なんかを伺ったりするのがメイン。その他には貸すまでに、最低限どこまで整えておいた方が良いなどの話だ。ただ、ロジロジおばさんはこの物件しか持っておられない模様だ。あくまで予想の域を出ないけれど。一旦、この時点で新章ロジロジおばさんの可能性は消えた。なので、表記をおばさんに戻そうと思う。

その次のターンとして、賃貸条件なんかの提案をするのに、アポを取ろうとした。

おばさんは言う。もし、良かったら、喫茶店をしているので、現地じゃなく、そっちに来てもらえたらうれしいと。

おばさんは喫茶店をしているのか!ひょっとして、喫茶店おばさんなのか?

実際は、募集条件についてちゃんと説明をしたり、管理をするしないや管理をする場合のお金なんかの話もあるので、うちの事務所に喫茶店おばさんに来てもらったのだけれど。

そこで、ついに、少し話をした。実はさっきの話だ。この記事をアップするのは週明けになると思うんだけどね。

ロジロジおじさんのロジロジ息子さんは工務店をしているのだけれど、そのロジロジ息子さんに喫茶店おばさんの家と喫茶店を改装してもらって、その流れでロジロジおじさんが喫茶店に来てくれるようになり、その喫茶店がロジロジ息子さんの家の近くだそうで、時にロジロジ奥様やロジロジお孫さんとも来てくれるそうだ。

ああ、いや、少しロジロジし過ぎた。

そして、ロジロジおじさんと喫茶店おばさんで話をしている時に、大学の先輩後輩に当たるという事がわかって、ロジロジおじさんが気にかけてくれているという話だった。

しかも、喫茶店おばさんはこの家の改装をロジロジ息子さんの工務店さんに相談したものの、結果的に違う工務店さんに頼んでしまったにも関わらず、こうして面倒をみてくれていると。

なんだよ、超あったけえ話じゃないかよ。超絶良いストーリーじゃないか。なんだよ、ロジロジおじさん超良い人じゃないかよ。知っていたけど。

そもそも、息子さんが改装した店にお父さんである、ロジロジおじさんが行く時点で超良い。おじさん、ちゃんと教えてよ。

そういや、一番最初におばさんを紹介してくれた時に、ちっちゃい声で一瞬、同級生やねん。的な事を言っていた事を思い出した。

それすらも嘘やないか。

ね、ここまで、物件の話は一切していません。

こういうの楽しいよね。止まんなくなっちゃたよ。

ちなみに、おばさんは、おばさんから、ロジロジおばさん、喫茶店おばさんに変遷してきたわけだけど、少なくとも、1軒路地物件をお持ちなので、僕の中でロジおばさんで落ち着けようと決めました。

さて、この建物は、タイトルにも書いた通り、インコンプリート、incompleteは未完成って意味や必要な全ての構成要素を含んでおらず、不完全な、不十分なっていう意味だそうだ。

uncompletedも未完成の状態という意味だけど、進行中というニュアンスで、ここは工事が終わってないってわけではなく、一応、工事は終わっているので、インコンプリートを採用させていただきました。

用途は、KAWABATA channel大好物の用途の壁はない貸し方。

住居でも、オフィスでも、アトリエでも、住居兼オフィスでも、住居兼アトリエでもOK。
まぁ、路地奥なので、店は似合わないかな。これも業種によりけりで。

そして、水回りはわりとちゃんとしているのに、改装も事前承諾さえ取れば可能。ケースにより、原状回復は必要になるだろうけどね。

ちなみに、写真は超絶うまく撮れてしまっていて、写真の2割引きくらいの気持ちで見に来てもらえればと思います。

そうは言うものの、直し方の具合が絶妙で、一見の価値はあるかなと。

完成され過ぎず、住み手、使い手のクリエイティビティの発揮する余地、余白が残されているんだ。

以上、一筆書きで書かせていただきましたよ。

まぁ、極論言ってしまえば、物件を決めるのに知らないといけない情報は、立地、賃貸条件、内装や間取りじゃない?

全部、載ってるからさ。

文章では、それ以外の部分をお伝えしたいなと、このように思うわけです。

とまあ、ダラダラ長々と書き綴ったものの、最後に残ったのは、完成しているのに、未完成で愛すべき家なのです。

という事でした。

物件名 田中東樋ノ口町の家
タイプ 一棟
面 積 約59.46㎡ 1階約37.73㎡ 2階約21.73㎡
家 賃 87,000円
共益費
礼 金 130,500円
敷 金 87,000円
保証金
更新料 再契約料 43,500円/定期建物賃貸借契約2年
駐車場
所在地 京都市左京区田中東樋ノ口町57番地8
交 通 叡山電鉄 元田中駅 徒歩7分/市バス 田中東樋ノ口町停 徒歩2分
構 造 木造瓦葺2階建
完 成 築不詳
入居時期 即入居可
取引態様 仲介(※成約の際、仲介手数料として成約賃料の1ヶ月分(税別)が必要になります。)
備 考 募集用途は、住居、アトリエ、オフィスもしくは、住居兼アトリエ、住居兼オフィス。(音が出るものは不可)

ガス2口コンロキッチン、浴室、トイレ、洗濯機室内設置可、庭

再契約時、再契約手続料要 33,000円(内税10%、3,000円)/2年
退去時ハウスクリーニング代 33,000円(内税10%、3,000円)

※居住用の場合
保証会社との保証契約要(どちらかのプランから選択) 
初回のみプラン 初回保証委託料:月額合計の 100%
毎年プラン 月額合計の50%及び継続保証委託料:毎年10,000円
口座振替手数料:330円(内税10%、30円)/月
火災保険加入要20,000円/2年

※事業用の場合
保証会社との保証委託契約要 
初回保証委託料:月額合計の100%及び継続保証委託料:毎年10,000円
口座振替手数料:330円(内税10%、30円)/月
火災保険加入要(業種等により金額は変動)

※事業用利用の場合は、別途、賃料、礼金、再契約料等に消費税がかかります。
情報更新日 2024年2月2日